デジタル大辞泉
「燻す」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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いぶ・す【燻】
- 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
- ① 物を燃やして煙を出す。煙が多く出るように燃やす。また、そのような煙にむせるようにする。けむたくさせる。
- [初出の実例]「狐はけぶりをいやがる物じゃといふに依て、両人していぶいて正体をあらはし」(出典:虎寛本狂言・狐塚(室町末‐近世初))
- ② あぶって焼く。
- ③ 銀、銅などの金属に硫黄のすすで曇りをつける。いぶしをかける。
- ④ ( 比喩的に ) いじめて困らせる。いびる。
- [初出の実例]「いぶすより焚き付けるのがにくいなり」(出典:雑俳・柳多留‐二三(1789))
- 「其間始終母にいぶされる辛らさ苦しさ」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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