デジタル大辞泉
「燻る」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
くゆ・る【燻・薫】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
- ① 炎を上げないで煙だけ出して燃える。煙や匂いなどが立ちのぼる。くすぶる。
- [初出の実例]「風をいたみくゆる煙の立ちいでても猶こりずまの浦ぞ恋しき〈紀貫之〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋四・八六五)
- ② 気がはれないで、あれこれと思い悩む。恋心などで思い悩む。
- [初出の実例]「人しれぬ心のうちに燃ゆる火は煙は立たでくゆりこそすれ」(出典:大和物語(947‐957頃)一七一)
いぶ・る【燻】
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 よく燃えないで煙が出る。けむる。くすぶる。
- [初出の実例]「松原の茶屋はいぶるが景になり」(出典:雑俳・柳多留‐一(1765))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 