燃立つ(読み)モエタツ

デジタル大辞泉 「燃立つ」の意味・読み・例文・類語

もえ‐た・つ【燃(え)立つ】

[動タ五(四)]
盛んに燃える。激しく燃え上がる。また、赤い色などが、炎のように輝くたとえにいう。「全山紅葉に―・つ」
感情が激しく高ぶる。「―・つ思い」
[類語](1焼ける燃える燃え盛る燃え広がる燃え上がる燃す燃やす焚くくべるいぶすいぶる燻ぶる煙る火達磨燃焼完全燃焼不完全燃焼ぼうぼうめらめら炎炎かっかかっとかんかんぼっとぱっとぽっぽぱちぱち猛火烈火炎上大火火の海丸焼け全焼/(2沸沸ふつふつ澎湃ほうはいあふれる燃え上がる旺盛沸き上がる沸き立つ込み上げるたぎるみなぎるみなぎらす高ぶる発揚燃える鼻息が荒い血気にはや奮い起こす奮い立つもりもり隆隆盛ん鬱然勃勃油然ゆうぜん湧然むくむく気を吐くエネルギッシュ活発快活精力的あぶらが乗る水を得た魚のよう情熱的意欲的

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精選版 日本国語大辞典 「燃立つ」の意味・読み・例文・類語

もえ‐た・つ【燃立】

  1. 〘 自動詞 タ行五(四) 〙
  2. さかんにもえる。炎が勢いよく燃えあがる。また、赤い色などがあざやかに輝くたとえにいう。
    1. [初出の実例]「とりべ山たにに煙のもえたたばはかなくみえし我としらなん〈よみ人しらず〉」(出典:拾遺抄(996‐997頃)雑)
  3. 感情が激しくわきおこる。
    1. [初出の実例]「われもいまふかきしんじんともえたつ大切をもて」(出典:こんてむつすむん地(1610)四)

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