片倉工業(読み)かたくらこうぎょう(英語表記)Katakura Industries Co., Ltd.

百科事典マイペディア 「片倉工業」の意味・わかりやすい解説

片倉工業[株]【かたくらこうぎょう】

元名門製糸会社。1873年片倉市助が製糸業を開始。1920年片倉製糸紡績として設立。1943年現社名に変更。1939年に富岡製糸所吸収合併するなど,多数合併買収事業を拡大した。第2次大戦後は事業の多角化注力。1992年に生糸製造事業から撤退し,現在は衣料品・電子部品等の製造・販売や,遊休土地を活用したショッピングセンター・ホームセンター・ホテルを経営する。本社東京。2011年資本金18億円,2011年12月期売上高477億円。売上構成(%)は,繊維23,医薬品37,機械関連16,不動産14,その他9。
→関連項目アツギ[株]

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「片倉工業」の解説

片倉工業

正式社名「片倉工業株式会社」。英文社名「Katakura Industries Co., Ltd.」。繊維製品製造業。大正9年(1920)「片倉製糸紡績株式会社」設立。昭和18年(1943)現在の社名に変更。本社は東京都中央区明石町。衣料品の製造・販売から事業を多角化。医薬品製造・不動産開発などが主力。自動車部品も手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード3001。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「片倉工業」の意味・わかりやすい解説

片倉工業
かたくらこうぎょう
Katakura Industries Co.,Ltd.

繊維メーカー。1878年に長野県諏訪郡に創設された洋式器械製糸の垣外製糸場が前身。1895年製糸事業の拡張に伴い,片倉組を設立。1920年片倉組の事業を継承し片倉製糸紡績として改組設立,生糸業者として発展。1943年に現社名に改称。その後,経営多角化をはかり生糸から撤退。衣料品,医薬品,自動車部品,不動産賃貸分野などに進出

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世界大百科事典(旧版)内の片倉工業の言及

【片倉兼太郎】より

…34年没後嗣子脩一が襲名し3代兼太郎となった。同社は43年片倉工業に改組して事業内容を広げた。【石井 寛治】。…

※「片倉工業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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