狂言謡(読み)キョウゲンウタイ

デジタル大辞泉の解説

きょうげん‐うたい〔キヤウゲンうたひ〕【狂言謡】

狂言中でうたわれる歌。特定の狂言にうたわれるもの、独立した小曲で諸狂言に用いられるものなどがある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

きょうげんうたい【狂言謡】

狂言の中でうたわれる謡の総称。狂言は,能に比べると相対的には写実的なせりふ劇だが,筋の展開上,歌謡を挿入することも多く,現行曲の60%以上は,なんらかの形で歌舞の要素を含む。また,狂言師の演技は,せりふやしぐさの稽古から入るのではなく,謡によって声の訓練,舞によって体の動きの基礎がつくられる。狂言謡は多種多様にわたるが,劇的用途の上から劇中歌と特定狂言謡とに分けられる。劇中歌とは,狂言の演目から独立している小曲で,複数の演目に自在に流用される謡をさす。

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大辞林 第三版の解説

きょうげんうたい【狂言謡】

狂言小歌など能狂言の中で謡われる謡の総称。能の一節をそのまま謡うもの、能の謡を模した節で謡うもの、狂言独自の節づけをしたものなどがある。

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