五巻 袋中著
解説 浄土宗僧袋中は一六〇三年から〇六年まで島津氏侵攻以前の琉球に滞在したが、この時の見聞はおもに第五巻に記される。京都袋中庵の自筆稿本には慶長一三年の識語があり、同年成立か。諸国の寺社の縁起を記した説話集安居院聖覚の「神道集」に出る那智の各社に琉球七社(または八社)を見立てており、「琉球神道記」の名もこれから出たもの。古琉球の宗教ばかりでなく、さまざまな説話や、当時謡われたオモロも梵字で書き記してあるなど、同じ袋中の「琉球往来」とともに古琉球を知るうえで貴重な史料となっている。「琉球国由来記」にも一〇ヵ所以上引用されるなど、琉球の史書に与えた影響も大きい。版本は一六四八年に出版、複製本が一九三四年に刊行された。
活字本 「琉球神道記弁蓮社袋中集」(一九七二年、角川書店)
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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