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田舎司祭の日記 いなかしさいのにっきJournal d'un curé de campagne

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

田舎司祭の日記
いなかしさいのにっき
Journal d'un curé de campagne

フランスの作家 G.ベルナノスの小説。 1936年刊。絶望と病苦に悩む若い司祭の日記という形式をとったカトリック小説の傑作。 50年に R.ブレッソンの監督で映画化された。

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デジタル大辞泉の解説

いなかしさいのにっき〔ゐなかシサイのニツキ〕【田舎司祭の日記】

《原題、〈フランス〉Journal d'un curé de campagneベルナノスの小説。1936年刊。信仰を失った人々の魂の救済をめざす青年司祭が、貧しさゆえの病により夭折(ようせつ)する姿を通し、現代における聖性の問題を鋭く描いた長編。同年のアカデミーフランセーズ小説賞を受賞。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

田舎司祭の日記
いなかしさいのにっき
Journal d'un cur de campagne

フランスの作家ベルナノスの長編小説。1936年刊。北フランスの寒村アンブリクールの司祭に任命された若い聖職者の日記という形式で展開される。貧しいうえに健康の優れぬ主人公が、世の良識を形づくるあらゆる欺瞞(ぎまん)と闘い、そのため教区の住民からさまざまな嫌がらせを受け、転任が決まった直後ぶどう酒とパンのみという粗食ゆえの胃癌(いがん)を宣告され、死への恐怖のうちに夭折(ようせつ)するという物語。作者は、この司祭に対してその信仰をおとしめようとする小悪魔、城主の令嬢シャンタルを配することによって、現代における聖性の問題を提起し、同時代の青春に大きな影響を与えた。36年アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞。[渡辺一民]
『渡辺一民訳『田舎司祭の日記』(1977・春秋社)』

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