デジタル大辞泉 「申付ける」の意味・読み・例文・類語 もうし‐つ・ける〔まうし‐〕【申(し)付ける】 [動カ下一][文]まうしつ・く[カ下二]「言い付ける」の謙譲語。自分側の人間に用を言いつける。命令する。「すぐ来るように―・ける」[類語]申し渡す・言い渡す・申し聞かせる・言い付ける・仰せ付ける・命令・言い付け・命めい・令れい・指令・下命・指示・指図さしず・号令・発令・沙汰さた・主命・君命・上意・達し・威令・厳令・厳命・仰せ・尊命・懇命・命ずる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「申付ける」の意味・読み・例文・類語 もうし‐つ・けるまうし‥【申付】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]まうしつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 ( 「言い付ける」の謙譲語 )① お願いし付託する。物事を人にお願い申しあげる。また、自己側の者にことづける。言い付ける。[初出の実例]「くれにはこなたざまに物したまふべき人の、さるべきに申つけておくる」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)「のさ者をよび出し、申付る事がござる、あるかやい」(出典:虎明本狂言・目近籠骨(室町末‐近世初))② いつも習慣的に申しあげる。申しあげ慣れる。[初出の実例]「大便小便仕り候ふ程、物食ぶる間、寝入などして候ふ程を除ては、申し付て候ふ事なれば、怠る事不候ず」(出典:今昔物語集(1120頃か)一九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例