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癜風 でんぷうpityriasis versicolor

5件 の用語解説(癜風の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

癜風
でんぷう
pityriasis versicolor

いわゆる黒なまずである。癜風菌感染により,米粒大から爪甲大ぐらいまでの円形あるいは楕円形の斑状皮疹が躯幹 (特に上胸,上背など) に多発し,ときに融合局面を形成する。色調は淡褐色であるが,軽度に脱色するものもある。

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デジタル大辞泉の解説

でん‐ぷう【×癜風】

マラセチアという真菌の感染によって起こる皮膚の病気。頚部・背部・胸部・上腕などに、米糠のような鱗屑を伴った淡褐色の色素斑(黒色癜風)または脱色素斑(白色癜風)ができる。自覚症状はほとんどない。黒なまず

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百科事典マイペディアの解説

癜風【でんぷう】

なまずともいう。皮膚真菌症の一種。癜風菌によって起こる。胸,背などに米粒大から爪(つめ)の甲大ぐらいまでの斑点が多数発生し,病変部にわずかな落屑(らくせつ)を認める。
→関連項目真菌症

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家庭医学館の解説

でんぷう【癜風 Pityriasis Versicolor】

[どんな病気か]
 もともと人の皮膚に常在しているマラセチア呼ばれる真菌(しんきん)(かびの仲間)が、何かのきっかけで異常に増殖することでおこります。このようなかびの増殖に都合のよい梅雨(つゆ)から夏にかけて、よく汗をかく若い人にみられます。
[症状]
 おもに躯幹(くかん)(胴体(どうたい))に、硬貨大までの大きさの淡い褐色の斑点(はんてん)がたくさんでき、こそぐと細かい皮膚片がとれます。時間がたつとその部分の皮膚の色がぬけ、白い斑点として長く残ることがあります。
[治療]
 皮膚の表面をこそぎとり、顕微鏡で検査して原因となる真菌の存在を証明します。
 治療にはおもに外用抗真菌薬が使われます。約2~3週間の治療で一応軽快しますが、少数ながら、菌そのものが常在菌として残るため、その後のケアを怠ると再発することがよくあります。そのため、皮膚をいつも清潔に、乾燥した状態に保つようにします。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

癜風
でんぷう

癜風菌という一種のカビ(真菌)の寄生によっておこる皮膚病で、俗に黒なまずという。青年や中年の男女の胸や背部に好発する。エンドウ豆大から指頭大の、多くは淡褐色で、皮膚面から盛り上がらない円形の斑(はん)を生じ、これが連なって不規則形、地図状の病変をつくる。色の黒い人では病変部がかえって淡くみえることがある。病変の表面をこすると米糠(こめぬか)様の落屑(らくせつ)を認め、その中に顕微鏡検査によって癜風菌が証明される。治療としては種々の抗真菌外用剤が有効であるが、再発することが多く、ことに夏季に増悪する。[野波英一郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の癜風の言及

【皮膚真菌症】より

…真菌が主として表皮の最表層ともいえる角質層に感染する浅在性皮膚真菌症と,真皮内に菌が侵入し増殖して発症する深在性皮膚真菌症に二大別することができる。日本では前者が圧倒的に頻度が高く,皮膚糸状菌症,皮膚カンジダ症,癜風(でんぷう)が代表的である。後者にはスポロトリコーシス,クロモミコーシス,皮膚アスペルギルス症,皮膚クリプトコックス症などがある。…

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