白バイ(読み)シロバイ

デジタル大辞泉 「白バイ」の意味・読み・例文・類語

しろ‐バイ【白バイ】

警察交通違反取り締まりなどに使用する白塗りオートバイ。昭和11年(1936)、赤バイ白色に塗りかえられて以来の呼び名。

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精選版 日本国語大辞典 「白バイ」の意味・読み・例文・類語

しろ‐バイ【白バイ】

  1. 〘 名詞 〙 ( バイ洋語auto bicycle の略 ) 交通取締りの警察官の乗っている白塗りのオートバイ。大正七年(一九一八)以来の赤バイ(赤色のオートバイ)を前身とし、昭和一一年(一九三六)に創始
    1. [初出の実例]「何と言ったって一番魔物然としたのは白バイさ」(出典:死神の馭者(1956)〈福永武彦〉)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「白バイ」の意味・わかりやすい解説

白バイ
しろばい

交通取締りのために用いられる自動二輪車。オートバイの車体が白く塗られていることからこうよばれている。都道府県警察の交通機動隊などに所属し、赤灯、サイレン、特殊速度計拡声器など交通取締り用の各種機器を備え、速度違反など道路交通法上の違反行為の取締りに威力を発揮している。1918年(大正7)警視庁で採用した赤色のオートバイ(赤バイ)が前身で、36年(昭和11)に現在のような白バイとなった。その当時は33台にすぎなかったが、2001年度(平成13)の全国の保有台数は約2000台。なお、白バイとともに交通取締りにあたっているパトロール・カーパトカー)は約4000台ある(台数の統計は国費購入分のみ)。

[折田康徳・佐藤英善]

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