白バイ(読み)しろばい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「白バイ」の意味・わかりやすい解説

白バイ
しろばい

交通取締りのために用いられる自動二輪車オートバイ車体が白く塗られていることからこうよばれている。都道府県警察の交通機動隊などに所属し、赤灯、サイレン、特殊速度計拡声器など交通取締り用の各種機器を備え、速度違反など道路交通法上の違反行為の取締りに威力を発揮している。1918年(大正7)警視庁で採用した赤色のオートバイ(赤バイ)が前身で、36年(昭和11)に現在のような白バイとなった。その当時は33台にすぎなかったが、2001年度(平成13)の全国の保有台数は約2000台。なお、白バイとともに交通取締りにあたっているパトロール・カー(パトカー)は約4000台ある(台数の統計は国費購入分のみ)。

[折田康徳・佐藤英善]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android