日本歴史地名大系 「白滝遺跡群」の解説
白滝遺跡群
しらたきいせきぐん
白滝村に所在する一〇〇ヵ所以上の遺跡の総称で、黒曜石の原石山である
白滝での黒曜石製石器の存在は昭和二年(一九二七)頃から遠間栄治の収集石器によって知られていた。しかし旧石器時代の石器という形では扱われず、学界で注目されるのは群馬県
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
白滝村に所在する一〇〇ヵ所以上の遺跡の総称で、黒曜石の原石山である
白滝での黒曜石製石器の存在は昭和二年(一九二七)頃から遠間栄治の収集石器によって知られていた。しかし旧石器時代の石器という形では扱われず、学界で注目されるのは群馬県
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北海道遠軽(えんがる)町白滝地区からの湧別(ゆうべつ)川にそって,約13kmの範囲に分布する後期旧石器時代の遺跡群。石器を製作するための黒曜石の原産地を控え,生活に適した広大な台地をもつため,100カ所近くの旧石器遺跡がある。1955年(昭和30)頃から調査され,北海道の旧石器研究の基礎をつくった。石器には細石刃(さいせきじん)・尖頭器(せんとうき)・白滝型船底形石器などがあり,船底形石器の製作技法は湧別技法と名づけられた。13地点の遺跡は国史跡。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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