白藤(読み)シラフジ

デジタル大辞泉 「白藤」の意味・読み・例文・類語

しら‐ふじ〔‐ふぢ〕【白藤】

ヤマフジの一品種。花は白色。しろふじ 春》
かさねの色目の名。表は薄紫、裏は濃紫。3、4月ごろ用いる。

しろ‐ふじ〔‐ふぢ〕【白藤】

しらふじ1」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「白藤」の意味・読み・例文・類語

しら‐ふじ‥ふぢ【白藤】

  1. 〘 名詞 〙
  2. マメ科のつる性木本ヤマフジの園芸品種の一つ。花は白色で大きい。だるまふじ。しろふじ。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「永明院白藤之出生是白乎、是紫乎、召諸僧相尋之由被仰出也」(出典蔭凉軒日録‐寛正二年(1461)四月一二日)
    2. 「白藤や猶さかのぼる淵の鮎」(出典:俳諧・井華集(1789))
  3. (かさね)色目の名。表は薄紫、裏は濃紫。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「しら藤〈略〉此衣は二月三月四月まつりよりさきまては更衣ならすして可用」(出典:藻塩草(1513頃)一八)

しろ‐ふじ‥ふぢ【白藤】

  1. 〘 名詞 〙しらふじ(白藤)《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「しろふちさかりなり」(出典:御湯殿上日記‐長享三年(1489)四月四日)

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デジタル大辞泉プラス 「白藤」の解説

白藤

酒造用一般米の品種のひとつ。昭和初期まで新潟県の代表的な酒米として栽培されていた。1930年代に栽培が途絶えたが、2004年から約3年をかけて復刻された。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「白藤」の解説

しらふじ【白藤】

大分焼酎蔵元の「藤居醸造(井田萬力屋)」は昭和4年(1929)創業所在地は豊後大野市千歳町新殿。

しらふじ【白藤】

島根日本酒。蔵元の「白藤酒造」は文化3年(1806)創業。所在地は大田市大田町大田。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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