百雷(読み)ヒャクライ

デジタル大辞泉 「百雷」の意味・読み・例文・類語

ひゃく‐らい【百雷】

多くかみなり。非常に大きな音や声にたとえる。「百雷の一時に落ちたような地響き
[類語]いかずち鳴る神らい雷鳴雷電天雷急雷疾雷しつらい迅雷じんらい霹靂へきれき雷公遠雷春雷界雷熱雷落雷稲妻いなずま稲光いなびかり電光紫電しでん万雷

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「百雷」の意味・読み・例文・類語

ひゃく‐らい【百雷】

  1. 〘 名詞 〙 多くのかみなり。転じて、声や音の大きなこと。百連の雷。万雷。
    1. [初出の実例]「又も百雷(ライ)の落かかる如く、『止まれ』といふ声骨を挫ぐばかりなるを」(出典:宝の山(1891)〈川上眉山〉四)
    2. [その他の文献]〔李覯‐麻姑山賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android