万雷(読み)バンライ

デジタル大辞泉 「万雷」の意味・読み・例文・類語

ばん‐らい【万雷】

多くかみなり。また、大きくとどろく音のたとえ。「万雷拍手
[類語]いかずち鳴る神らい雷鳴雷電天雷急雷疾雷しつらい迅雷じんらい霹靂へきれき雷公遠雷春雷界雷熱雷落雷稲妻いなずま稲光いなびかり電光紫電しでん百雷

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精選版 日本国語大辞典 「万雷」の意味・読み・例文・類語

ばん‐らい【万雷】

  1. 〘 名詞 〙 多くの雷鳴や落雷。また、大きな音をたとえていう語。「万雷の拍手」
    1. [初出の実例]「碧流衝石作奔湍、駆逐万雷声動山」(出典:済北集(1346頃か)二・遊修禅寺二首)
    2. 「時には万雷の至るが如く、時には大風の松林を吹が如く、終日殷殷轔轔の声、耳に充ち語言を乱る」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)

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普及版 字通 「万雷」の読み・字形・画数・意味

【万雷】ばんらい

多くの雷。

字通「万」の項目を見る

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