皮蛋(読み)ピータン

デジタル大辞泉 「皮蛋」の意味・読み・例文・類語

ピータン【皮蛋】

《〈中国語〉》アヒルの卵に木灰石灰・塩・泥などを茶の汁でこねたものを塗りつけ、発酵させた食品卵白褐色の寒天状、卵黄は暗黄緑色に固まる。中国料理前菜に用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「皮蛋」の意味・読み・例文・類語

ピー‐タン【皮蛋】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国語から ) 中国の卵料理一つ。木灰・生石灰末・茶の煮出汁・塩などを混合して家鴨の卵の表面に塗り、甕(かめ)に詰めて一か月余り貯蔵したもの。白身は寒天状、黄身は濃緑褐色を呈する。前菜用。
    1. [初出の実例]「支那料理の皮蛋(ピイダン)旨さを解する人は」(出典魔術師(1917)〈谷崎潤一郎〉)

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「皮蛋」の解説

ピータン【皮蛋 (中国)】

中国料理の一つ。あひるの卵に塩・生石灰・木灰・茶葉煮出し汁などを混ぜた粘土を厚く塗り、もみ殻をまぶしてかめに入れて密封し、半月~数ヵ月熟成させたもの。卵白は黒いゼリー状、卵黄はやわらかく固まった緑褐色と黄褐色の層になる。前菜やかゆの具にする。

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