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直し ナオシ

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デジタル大辞泉の解説

なおし〔なほし〕【直し】

ゆがみや誤りなどを正しくすること。また、こわれたものを、もとどおりにすること。「カメラを直しに出す」
器物の修理をする職種。また、その人。「錠前直し
直し酒」の略。
「―を一杯ごちそうになるか」〈志賀暗夜行路
直し味醂(みりん)」の略。
色直し」の略。
江戸時代の遊里で、客がさらに時間を延長して遊ぶこと。ふつう「お直し」の形で用いる。

なお・し〔なほし〕【直し】

[形ク]《「なお(直)」の形容詞化》
まっすぐである。ゆがんでいない。
「この国は―・く日の出づるかたに向けり」〈景行紀〉
素直である。正直である。
「―・き誠の心を以ちて」〈続紀・文武〉
尋常である。普通である。
「目も鼻も―・しと覚ゆるは、心のなしにやあらむ」〈・総角〉
平らである。
「荒畠(あらばたけ)といふものの、土うるはしうも―・からぬ」〈・一四四〉

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大辞林 第三版の解説

なおし【直し】

直すこと。修繕すること。修理。 「まだ-がきく」 「 -に出す」
直して正しくすること。訂正。 「 -の多い作文」
「直し味醂みりん」の略。
「直し酒」の略。
器物などの修繕を業とする者。 「 -よとよべば錠まへはらをたち/柳多留 16
江戸時代遊郭で、客が時間を延長して遊ぶこと。 「新川の出番で-になりやした/咄本・無事志有意」

なおし【直し】

( 形ク )
〔「なお(直)」の形容詞形〕
まっすぐである。ゆがんでいない。 「いと-・き木をなむおしをりためる/枕草子 35
整っている。乱れていない。 「えせ者の家の荒畠といふものの、土うるはしうも-・からぬ/枕草子 144
普通である。 「目も鼻も-・し/源氏 総角
公明正大である。正しい。 「世の静かならぬことは、かならずまつりごとの-・く、ゆがめるにも侍らず/源氏 薄雲

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

飲み物がわかる辞典の解説

なおし【直し】


➀「なおしみりん」の略。⇒なおしみりん
➁「なおし酒」の略。⇒なおし酒

出典|講談社
(C)Kodansha 2013.
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世界大百科事典内の直しの言及

【柝】より

… 歌舞伎では,時間・物事の節目を示し,〈知らせ〉〈きっかけ〉〈ツナギ〉の用法がある。知らせは,全俳優の楽屋到着を知らせる鳴物〈着到(ちやくとう)〉の最後に打つ〈着到止め〉に始まり,舞台を飾り終わった開幕10分前に3階楽屋への上り口で二つ打つ〈二丁〉,開幕前に役者の集合を促すための〈廻り〉(頭取部屋,囃子部屋,小道具部屋,大道具部屋,以前は3階,2階の楽屋をも回って打った),舞台と役者を点検してチョンチョンと柝を打って開幕合図をする〈直し〉,鳴物に合わせて柝を刻んで幕を明け,明けきると〈止め柝〉で芝居にかかる。柝はまた,舞台効果の一翼をになう。…

※「直し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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