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矢合 やあわせ

世界大百科事典 第2版の解説

やあわせ【矢合】

中世,戦場で敵味方相互に矢を射合う行為。これにより両軍の戦闘が開始される。一般に合戦は両軍対陣し,まず(とき)をあげる。これは気勢をあげて己をふるいたたせる行為であるが,次いで両軍の主将が名乗りをあげ,口合戦,矢合となる。その意味で矢合は開戦の口火を示す宣戦布告の表現であった。矢合にさいして,まず敵陣に向かって鏑矢(かぶらや)が射られた。これを矢合の鏑始めと称した。鏑とは矢の先端にあたる鏃(やじり)のつけ根につけた木・竹の根製の長円形の付属物で,威嚇のための音響を発するように内部は空洞になっており,表面に数個の孔があけられている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

矢合
やわせ

愛知県稲沢(いなざわ)市の一地区。尾張(おわり)国分寺跡(国指定史跡)、矢合観音(かんのん)、円光禅寺(萩の寺)がある。特産の植木や苗木生産は三宅(みやけ)川の自然堤防の微高地に立地し、県内では西尾市福地(ふくち)地区とともに二大産地で、地区内に二つの植木市場がある。[伊藤郷平]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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