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砂丘地農業(読み)さきゅうちのうぎょう

百科事典マイペディアの解説

砂丘地農業【さきゅうちのうぎょう】

海岸などの砂丘地を利用して野菜や花卉(かき)などの栽培を営むこと。砂丘地は水田には適さず,畑地としても干害と地力不足のため生産が不安定である上に,砂の害が強いため開発が遅れていた。しかし昭和30年代から,防砂林防風林スプリンクラー,耕作機械の導入などにより,地温が高く排水が良好で深耕しやすいなどの利点をいかして,ナガイモアスパラガスラッキョウスイカ,トマト,花卉球根類などが栽培されるようになった。

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世界大百科事典 第2版の解説

さきゅうちのうぎょう【砂丘地農業】

砂丘地で行われる農業で,砂丘地の特異な地形・土壌・気象によって強い影響を受けている。起伏のある丘陵地であるので,高所は乾燥しやすく,くぼ地は降水が流出せず湿地となることがある。土壌は粗砂・細砂が95%前後を占め,粘土含量・腐植質含量が著しく少ないので,養水分の保持力が小さく,緩衝能力も小さい。また砂は比熱が小さいので,地温の昇降がはげしく,春先は地温上昇によって作物の生育は促進されるが,夏は地温が異常に高くなり生育は阻害される。

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