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硫黄華 イオウカ

百科事典マイペディアの解説

硫黄華【いおうか】

粗製硫黄を蒸留,気化させ,融点以下で固化させたもの。無味無臭の黄色粉末。主として斜方硫黄で,微量の無定形硫黄を含む。日本薬局方では昇華硫黄といい,にきび,疥癬(かいせん),白癬,脂漏,色素沈着などに軟膏として用いる。
→関連項目温泉華

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世界大百科事典 第2版の解説

いおうか【硫黄華 flower of sulfur】

粗製硫黄を熱して気化させ,これを融点以下の温度に保った凝縮室で固化させたもの。昇華硫黄ともいう。黄色の結晶状粉末で,おもにα硫黄(斜方硫黄)であるが,無定形硫黄も混じっている。硫黄には消炎,殺菌,殺虫,皮膚角質軟化作用があるので,硫黄華を軟膏として疥癬(かいせん),寄生虫性皮膚炎,慢性湿疹などに外用する。【漆山 秋雄】

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大辞林 第三版の解説

いおうか【硫黄華】

硫黄の小結晶。無味無臭。黄色。硫黄の蒸気を急冷させて得る。天然にも火山や温泉地に見られる。昇華硫黄。粉末硫黄。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

硫黄華
いおうか
flower of sulfur

粗硫黄を鉄製レトルト中で気化させ、これを凝縮室に導き、融点(119℃)以下の温度で固化させたもの。黄色の結晶状粉末で、おもにα(アルファ)硫黄(斜方晶系硫黄)であるが、無定形硫黄(硫黄のS8環が開いて重合して固まったもの)も混じっている。また昇華中に生じた亜硫酸などの不純物を吸着している。[守永健一]

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