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社会心理 しゃかいしんりsocial psychology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

社会心理
しゃかいしんり
social psychology

社会意識のうちで,自然発生的に生れ,体系的ではない,日常的な感情,気分,幻想,考えなどをいう。この用語は G.V.プレハーノフによって使用され,社会心理上部構造の独立的な一カテゴリーと考えた。次に N.I.ブハーリンは,社会心理をイデオロギーのための貯水池ともいうべきものと考え,イデオロギーをもって社会心理の結晶体とみなした。また社会学では,個人心理ではなく,一群の社会成員や組織メンバーに共通して見出される心理状態を社会心理と呼んでいる。群衆心理から集団心理にいたる広い概念である。

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世界大百科事典 第2版の解説

しゃかいしんり【社会心理】

個々人の心理とは別に,社会集団が独自の心理をもつという考え方は,群集心理に関してのル・ボンの考察などを典型として,いくつかの興味深い考察を生気づけてきた。今日の社会心理学の主流においては,個々人の心理以外に,社会集団が独自の心理をもつわけではない,という考え方が支配的であるので,社会心理ということばは,ほとんど使われなくなっている。けれども,社会集団を形成しているときの人間たちの心理が,個人でいるときの心理とは異なった特質をおびるということは明らかである。

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大辞林 第三版の解説

しゃかいしんり【社会心理】

社会的影響のもとにある個人の心理。
一定の社会・集団・階層に属する成員に共通してみられる心理状態。

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