日本歴史地名大系 「神代城跡」の解説
神代城跡
こうじろじようあと
有明海に突き出した中世の海城の跡。史料上は
天正五年(一五七七)一二月龍造寺隆信の軍勢が有明海を渡って神代に上陸した際、神代を領知していた神代貴茂はただちに降伏し、龍造寺氏に付いて奔走したとされる(北肥戦誌)。同八年の肥後・豊前への同氏の進出には神代氏も参加したという。龍造寺氏を阻止するため島津氏が島原半島に出兵、フロイス「日本史」によれば、龍造寺氏に呼応して島原の城主らが有馬晴信に反逆するまでは
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報