デジタル大辞泉 「空梅雨」の意味・読み・例文・類語 から‐つゆ【空梅‐雨】 梅雨期間にほとんど雨の降らないこと。降雨量のごく少ない梅雨。てりつゆ。《季 夏》「―ときはまる空の照りまさり/万太郎」[類語]梅雨つゆ・梅雨ばいう・五月雨・菜種梅雨・走り梅雨・戻り梅雨・返り梅雨 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「空梅雨」の意味・読み・例文・類語 から‐つゆ【空梅雨】 〘 名詞 〙 雨量が少ないか、または晴れた日が続く梅雨期。五、六月頃から日本の東方の太平洋高気圧が優勢だとなりやすい。てりつゆ。《 季語・夏 》[初出の実例]「いかにことしのからつゆも、あはれたもとのさみだれに」(出典:浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「空梅雨」の意味・わかりやすい解説 空梅雨からつゆ 梅雨期間中に雨の少ないこと。梅雨前線に沿った降雨活動の弱い年におこる。盛夏期に日本に晴天をもたらす小笠原(おがさわら)高気圧の発達が早く、梅雨期間中からその支配を受けるような年や、反対に冷涼なオホーツク海高気圧が発達し、日本がその圏内に入ってしまうような年は、空梅雨になりやすい。[根本順吉・青木 孝][参照項目] | 梅雨 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「空梅雨」の意味・わかりやすい解説 空梅雨からつゆ 梅雨の期間でありながら雨量がきわめて少ないか,ほとんどない現象。梅雨前線の活動が例年に比較して弱かったり,太平洋高気圧が例年より早く発達し,梅雨前線を早期に北上させることによって起こることが多い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の空梅雨の言及 【梅雨】より … 戻り梅雨いったん出梅した後,再び梅雨のようになること。 空梅雨年により梅雨前線が顕著に現れず,天気続きの梅雨に終わること。北太平洋高気圧または中緯度高圧帯の中に日本がおおわれたときに起こる。… ※「空梅雨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by