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立花山 たちばなやま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

立花山
たちばなやま

福岡県北西部,新宮町久山 (ひさやま) 町福岡市東区の境にある山。標高 367m。山体花崗岩古生層から成る。南東斜面の久山町にかけて広がるクスノキ原始林は自生北限地として知られ,特別天然記念物に指定されている。戦国時代大友,毛利,島津氏らの係争地となった。豊臣秀吉の九州平定後は小早川隆景が城を築き城代をおいたが,慶長5 (1600) 年黒田長政の筑前入封後,廃城となった。玄海国定公園に属する。

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世界大百科事典 第2版の解説

たちばなやま【立花山】

福岡県北西部,粕屋(かすや)郡新宮・久山両町と福岡市東区との境にある山。標高367m。三郡山地の前山で,花コウセン緑岩,三郡変成岩からなる。福岡平野の北口をおさえる要衝で,戦国時代に大友氏が堅固な城を築き,大友氏,戸次(べつき)(立花)氏が居城した。山腹はクスノキの巨木の原始林(特天)で,〈七股クス〉は幹囲12mもある。山麓にはミカン園がある。立花城跡がある山頂からは玄界灘,海ノ中道などの展望がすばらしく,玄海国定公園に含まれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

立花山
たちばなやま

福岡県北西部、福岡市東区と糟屋(かすや)郡新宮(しんぐう)・久山(ひさやま)両町との境にある山。標高367メートルでおもに花崗閃緑(かこうせんりょく)岩、三郡(さんぐん)変成岩からなる。福岡平野の北口に位置する軍事上の要衝で、山頂の城跡は、大友貞載(おおともさだとし)が1330年(元徳2)に築いた山城(やまじろ)であり、「筑前(ちくぜん)の要塞(ようさい)」といわれた。付近一帯のクスノキ原始林は1955年(昭和30)特別天然記念物に指定された自生北限の巨木林として有名で、頂上からの眺望に恵まれ、ハイキングコースも整備されており、玄海(げんかい)国定公園に含まれる。山麓(さんろく)付近ではミカン栽培が行われている。[石黒正紀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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