竜馬がゆく(読み)リョウマガユク

デジタル大辞泉 「竜馬がゆく」の意味・読み・例文・類語

りょうまがゆく【竜馬がゆく】

司馬遼太郎による長編歴史小説。幕末維新志士坂本竜馬生涯を描く。昭和37年(1962)から昭和41年(1966)にかけて「産経新聞」に連載単行本は全5巻。著者代表作一つで、NHK大河ドラマをはじめ多くの映像化作品がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「竜馬がゆく」の意味・わかりやすい解説

竜馬がゆく
りょうまがゆく

司馬遼太郎(しばりょうたろう)の長編小説。1962年(昭和37)6月から66年5月まで『サンケイ』新聞(現『産経新聞』)に連載。63~66年文芸春秋新社刊。「坂本泣き虫」とばかにされていた「竜馬」は、江戸に出て北辰(ほくしん)一刀流を学び、国に帰って土佐勤王党に加わり、長州に久坂玄瑞(くさかげんずい)を訪ねて脱藩を決意し、やがて激動の時代に身を挺(てい)しながら現実的に対処して志士の道を歩む。が、薩長(さっちょう)連合を成立させ、大政奉還へと時代の流れを導きながら、維新の達成を見届けることなく暗殺された。「日本史が所有している〈青春〉のなかで、世界のどの民族の前に出しても十分に共感をよぶに足る青春は、坂本竜馬のそれしかない」という気持ちで書いた作。

[都築久義]

『『竜馬がゆく』全8巻(文春文庫)』

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デジタル大辞泉プラス 「竜馬がゆく」の解説

竜馬がゆく〔司馬遼太郎〕

①司馬遼太郎の長編歴史小説。著者の代表作のひとつ。1963年~1966年刊行。土佐の脱藩志士、坂本龍馬(竜馬)の生涯を描く。
②1968年放映のNHKの大河ドラマ。①を原作とする。大河ドラマ最後のモノクロ作品。出演北大路欣也、浅丘ルリ子ほか。脚本:水木洋子、音楽:間宮芳生

竜馬がゆく〔菓子〕

株式会社青柳(高知県高知市)が販売する洋風乳菓。

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