シナリオ作家。本名高木富子。東京生まれ。日本女子大学国文科卒業。劇作家を志し、第二次世界大戦後、ラジオドラマ、映画に進出、亀井文夫監督の『女の一生』(1949)が初の脚本、今井正監督の『また逢(あ)う日まで』(1950)が出世作になった。以後も社会のなかの女性の世界を確固としてさわやかに描き、成瀬巳喜男(なるせみきお)監督の『おかあさん』(1952)、『あにいもうと』(1953)、『浮雲』(1955)、今井の『にごりえ』『ひめゆりの塔』(ともに1953)、『純愛物語』(1957)、『キクとイサム』(1959)など女流シナリオ作家の第一人者として評価を高めた。
[千葉伸夫]
『水木洋子著『水木洋子シナリオ集』(1978・映人社)』
《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...
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