日本歴史地名大系 「笠和郷」の解説
笠和郷
かさわごう
- 大分県:大分市
- 笠和郷
古代大分郡笠和郷(和名抄)を継承し、大分川河口部左岸で、
文治年中(一一八五―九〇)小山田貞遠によって作成利用された宇佐宮仮殿地判指図(宇佐神宮蔵)に「西大門外一丈直入郷、次二丈笠和郷」「北生江垣九十間内(中略)次三間笠和郷」「鳥居笠和郷」とみえ、当郷は宇佐宮仮殿建設における一国平均役を負担しており、このほかにも北大門東脇・国司屋一宇・三間渡樋・大門南中間甃・北大門西脇・東廻廊の造作役を負担した。なお当郷と
笠和郷
かさわごう
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報