昭和・平成期の小説家
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
小説家。本名勝。横浜生まれ。関東学院中等部を卒業後、郵政省簡易保険局に勤務。1960年(昭和35)処女長編『招かれざる客』を刊行。構成の優れた本格推理小説として好評を博す。同年、炭鉱争議の組合分裂をテーマにした『人食い』で日本探偵作家クラブ賞を受賞、作家生活に入る。70年からは木枯し紋次郎をヒーローとする股旅(またたび)小説にも手を染め、巌流(がんりゅう)島の決闘以後の宮本武蔵(むさし)を描いた大河時代小説『宮本武蔵』全8巻も発表している。
[厚木 淳]
『『笹沢左保選集』全6巻(1965・芸文社)』▽『『木枯し紋次郎』全15巻(光文社文庫)』▽『『宮本武蔵』全8巻(文春文庫)』
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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