等覚(読み)トウガク

大辞林 第三版の解説

とうがく【等覚】

〘仏〙
仏のこと。すべてを悟った諸仏の悟りが等しいことをいう。
仏と等しい悟りを得て、次生で仏となることのできる位。菩薩修行を五十二段階に分けたうち、最高の仏位である妙覚に次ぐ位。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

等覚
とうがく

仏道修行の階位の一つ。大乗仏教では、発心修行して仏になることを目標とするが、その過程において種々の階梯(かいてい)が設けられている。その数は経論によって異同があるが、『菩薩瓔珞本業経(ぼさつようらくほんごうきょう)』(中国成立の偽経)によれば52であり、その最高位である仏の悟りの境地を妙覚(みょうがく)といい、等覚はそれにほぼ等しい位をいう。
 すなわち、菩薩が修行を完成してまさに仏になろうとするときの段階をいい、究極の仏果(ぶっか)に隣接するので隣極(りんきょく)ともいう。[藤井教公]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ゲーム障害

オンラインゲームなどへの過度な依存により日常生活に支障をきたす疾病。インターネットやスマートフォンの普及でオンラインゲームなどに過度に依存する問題が世界各地で指摘されていることを受け、世界保健機関(W...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android