箱根駅伝(読み)ハコネエキデン

デジタル大辞泉 「箱根駅伝」の意味・読み・例文・類語

はこね‐えきでん【箱根駅伝】

東京大手町)-箱根芦ノ湖)間の往復道路で行われる駅伝競走。往路5区間、復路5区間の合計10区間で競う。主催は関東学生陸上競技連盟。正式名称は東京箱根間往復大学駅伝競走。大正9年(1920)に始められ、現在は、毎年1月2日から3日にかけて開催される。
[補説]区間と中継所大手町スタート)―1区―鶴見中継所―2区―戸塚中継所―3区―平塚中継所―4区―小田原中継所―5区―芦ノ湖(折り返し地点)―6区―小田原中継所―7区―平塚中継所―8区―戸塚中継所―9区―鶴見中継所―10区―大手町ゴール

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共同通信ニュース用語解説 「箱根駅伝」の解説

箱根駅伝

正式名称は東京箱根間往復大学駅伝競走。1月2日と3日の2日間で、東京・大手町と箱根・芦ノ湖の間を往復する10区間計217・1キロで競う。前回大会でシード権を獲得した上位10校と、予選会を通過した10校、出場を逃した大学から選抜された選手でつくる「関東学生連合」の計21チームが出場する。第1回大会は1920年。太平洋戦争前後は開催されなかった年があり、2020年は第96回大会となる。関東学生陸上競技連盟に加盟する1都7県の学校に出場資格がある。

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百科事典マイペディア 「箱根駅伝」の意味・わかりやすい解説

箱根駅伝【はこねえきでん】

東京〜箱根間往復約200kmを大学別に各10人の走者リレーを行う駅伝競走。正式名称は東京箱根間往復大学駅伝競走。関東学生陸上競技連盟主催,読売新聞社共催。大学駅伝競走の全国レベルの大会は他に出雲全日本大学選抜駅伝(出雲駅伝),全日本大学駅伝対校選手権大会(伊勢路駅伝)があるが箱根駅伝が距離は最長。箱根駅伝の第1回大会は1920年で,参加校は早稲田慶応,明治,東京高等師範学校の4校(優勝は東京高等師範学校)。その後,1941年,1942年および1944年―1946年までの戦争による中止を除いて(1941年,1942年は青梅往復駅伝で代替)現在まで続けられている。参加校数は特別大会を除いて15校。2013年現在中央大学の14回の優勝回数が最多。同じコースを2日間で往復すること,高低差約800mを上り下りすることが特徴。往路成績,復路成績,総合成績で競う。2014年の第90回記念大会では東洋大が全成績で1位を占め完全優勝した。近年の優勝校は東洋大,駒澤大,早大,日体大。1月2日,3日に開催される箱根駅伝は新春のスポーツ行事として人気が高い。
→関連項目スパイラル・テープ

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