もっとも普通にみられる含水硫酸鉄鉱物の一つ。「ろうは」ともいう。おもに黄鉄鉱の酸化分解によって生じ、水に可溶。溶解しない限り酸化されにくい。多くは粒状あるいは粉末状。おもに硫化鉄鉱物からなる鉱石や、これを含む堆積(たいせき)岩などが空気に触れると発生し始める。そのなかには、原鉱物の結晶あるいはその集合内に含まれていた硫酸第一鉄の溶液から生成されるものもある。量は多くないが日本各地に産地がある。水溶液はタンニンで黒化するが、英名もギリシア語で金属を原料とした黒色の染料を意味する語に由来する。
[加藤 昭]
…無水和物および1,4,5,7水和物が得られている。7水和物は鉄(II)塩中最も重要な化合物で,緑礬(りよくばん∥ろうは)と呼ばれ,すでに13世紀にマグヌスA.Magnusによって記載されている。無水和物は水和物を水素気流中で300℃に加熱すると得られる。…
…無水和物および1,4,5,7水和物が得られている。7水和物は鉄(II)塩中最も重要な化合物で,緑礬(りよくばん∥ろうは)と呼ばれ,すでに13世紀にマグヌスA.Magnusによって記載されている。無水和物は水和物を水素気流中で300℃に加熱すると得られる。…
※「緑礬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新