デジタル大辞泉 「締る」の意味・読み・例文・類語
しま・る【締(ま)る/閉(ま)る】
1 固くひねったり、強く引っぱったりして緩みやあきのない状態になる。「帯が―・る」「瓶のふたがきちんと―・らない」
2 からだつきや顔つきにたるんだところがなくなり引きしまる。「かたく―・った筋肉」「身の―・るような冷気」「―・った口もと」
3 (「緊まる」とも書く)心や態度にすきがなく、しっかりする。その場の状態・ようすがぴりっとなる。緊張する。「最後まで―・っていこう」「彼がいると座が―・る」「―・らない話」
4 生活態度がまじめになる。品行がよくなる。「さすがの遊蕩児も―・ってきた」
5 むだな出費がなくなる。倹約・節約する。「こう物価高では―・らざるをえない」
6 相場が堅調になる。「相場が―・ってきた」
7 (閉まる)あいていた戸・門などがぴったりとじられる。「ドアは自動的に―・る」「カーテンが―・る」⇔
8 (閉まる)その日の営業・業務が終了する。終業する。「店が―・る」「銀行は三時に―・る」⇔
[類語]引き締まる・緊張・張り詰める・気を張る・箍を締める・襟を正す・テンション