羽黒山政司(読み)ハグロヤママサジ

デジタル大辞泉 「羽黒山政司」の意味・読み・例文・類語

はぐろやま‐まさじ【羽黒山政司】

[1914~1969]力士。第36代横綱。新潟県出身。本名、小林正治。序の口から幕下まで全段優勝。各段を一場所で昇進した。優勝7回。引退後、年寄立浪たつなみ。→第35代横綱双葉山 →第37代横綱安芸ノ海

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「羽黒山政司」の意味・わかりやすい解説

羽黒山政司
はぐろやままさじ
(1914―1969)

第36代横綱。新潟県西蒲原(にしかんばら)郡生まれ。本名小林正治。1934年(昭和9)5月立浪(たつなみ)部屋から初土俵を踏み、序ノ口以来連続優勝して各段を一場所で昇進、六場所目に入幕するという快記録をもつ。1940年1月大関、1941年5月場所後横綱に推挙され、在位12年間30場所の記録をつくり、1953年(昭和28)9月引退し年寄立浪を襲名した。178センチメートル、138キログラムの筋肉質巨体で、優勝7回(全勝4回)を数える。理事・取締を歴任し、没後従(じゅ)五位勲四等を贈られた。

[池田雅雄]

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「羽黒山政司」の解説

羽黒山政司 はぐろやま-まさじ

1914-1969 昭和時代の力士。
大正3年11月18日生まれ。立浪(たつなみ)部屋に入門し,昭和9年初土俵。各段で優勝,各段を1場所で通過して12年入幕。16年に15場所目で36代横綱となる。優勝7回。28年引退して年寄立浪を襲名,日本相撲協会理事をつとめた。昭和44年10月14日死去。54歳。新潟県出身。本名は小林正治。

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