デジタル大辞泉
「翔る」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かけ・る【翔・駆】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
- ① 鳥などが、空高く飛ぶ。
- [初出の実例]「雲雀(ひばり)は 天(あめ)に迦気流(カケル) 高行くや 速総別(はやぶさわけ) 鷦鷯(さざき)捕らさね」(出典:古事記(712)下・歌謡)
- 「二上の 山飛びこえて 雲がくり 可気理(カケリ)いにきと」(出典:万葉集(8C後)一七・四〇一一)
- ② ( 駆 ) 速く走る。急いで通る。
- [初出の実例]「秋の夜の月毛の駒よわが恋ふる雲井をかけれ時の間も見ん」(出典:源氏物語(1001‐14頃)明石)
- 「血眼になって行手を見つめて駆けって居るさまは」(出典:伊太利人(1908)〈寺田寅彦〉)
- ③ 和歌で、一句の表現に心の働きがはっきり現われる。動的表現が鋭く出る。
- [初出の実例]「又、冷泉の中納言為秀卿教へ給へると也。にぶく眠りめなる歌人には、かけりたるかたを学べと」(出典:ささめごと(1463‐64頃)下)
翔るの語誌
→「かける(駆・駈)」の語誌
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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