デジタル大辞泉
「舞う」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ま・うまふ【舞】
- [ 1 ] 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙
- ① ぐるぐる回る。めぐる。
- [初出の実例]「飄風(つむしかせ)、忽に起て匏を引て水に没(しつ)む。匏、浪の上に転(マヒ)つつ沈まず」(出典:日本書紀(720)仁徳一一年一〇月(前田本訓))
- 「臥したる牛、立ち走りて、御堂ざまにまいりて、三廻りまふ」(出典:古本説話集(1130頃か)七〇)
- ② (音楽に合わせて)手足を動かし、ゆっくり回りながら、リズムに合った動作をする。→補注。
- [初出の実例]「歌ひつつ 醸(か)みけれかも 麻比(マヒ)つつ 醸みけれかも この御酒の 御酒の あやにうただのし ささ」(出典:古事記(712)中・歌謡)
- 「嬉しき人の言葉かな、それにつけても身を砕き、法楽の舞を舞ふべきなり」(出典:謡曲・百万(1423頃))
- ③ 鳥などが、空を飛び回る。あちらこちら飛びめぐる。また、落葉、紙片などが、ひらひら飛ぶ。
- [初出の実例]「ほととぎすなきまふ里の繁ければ山べに声のせぬもことわり」(出典:兼輔集(933頃))
- ④ ( 眩 ) 目がくらくらして、まわりのものが回るように感ずる。目が回る。目まいがする。
- [初出の実例]「目もまひ膝もふるふ事のある我身なれば」(出典:延慶本平家(1309‐10)五本)
- ⑤ あちこち走り回る。また、急いで行く。
- [初出の実例]「良正独り因縁を追慕して、車の如く常陸の地に舞(まヒ)廻る」(出典:将門記承徳三年点(1099))
- ⑥ 世の中や人々の間を動き回って、身を処していく。→立ち舞う。
- ⑦ 畑の作物が枯れる。特に、茄子(なす)についていう。
- [初出の実例]「惣別、茄子の枯るるをば、百姓みなまふといふなり」(出典:咄本・醒睡笑(1628)七)
- [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 買う。人形浄瑠璃社会でいう。
- [初出の実例]「『やん(〈注〉女郎)』を『舞(〈注〉カヒ)』てへ」(出典:滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)下)
舞うの補助注記
[ 一 ]②の類義語に「おどる(踊)」があるが、それは本来、とびはねる意であるのに対し、「まう(舞)」は[ 一 ]①のように回る意で、もとは別意。→「まい(舞)」の語誌
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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