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胎児と母体のつながり たいじとぼたいのつながり

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家庭医学館の解説

たいじとぼたいのつながり【胎児と母体のつながり】

●胎児と母体をつなぐ胎盤(たいばん)
 受精卵(じゅせいらん)が子宮内膜(しきゅうないまく)に着床(ちゃくしょう)後、絨毛(じゅうもう)が発育し、これが将来、胎盤を形成します。胎盤は、妊娠16週ころにはほぼ原型ができあがり、妊娠35~36週まで増殖・発育していきます。満期で娩出(べんしゅつ)された胎盤は、直径17~20cm、厚さは2~3cm、重量は430gです。
 子宮壁(しきゅうへき)と接する胎盤の絨毛を通して、胎児は血液、酸素、栄養などの有用な成分を吸いとり、不要な老廃物や炭酸ガスを母体に返します。つまり、胎盤は胎児にとっては内臓と同じか、それ以上にたいせつだといえます。
 胎盤は黄体(おうたい)ホルモン、卵胞(らんぽう)ホルモンなど、胎児の成長や妊娠に対応する母体の変化を助けるホルモンを分泌(ぶんぴつ)し、胎児を無用な物質の侵入から守る役目もはたしているのです。
●臍帯(さいたい)(へその緒(お))
 胎盤と胎児をつなぐ管、つまり、臍帯の中に1本の臍静脈(さいじょうみゃく)と2本の臍動脈(さいどうみゃく)が走り、母体から送られる有用な血液は臍静脈を流れ、胎児からの不要な老廃物を含む血液は臍動脈を流れて送り出されます。
●卵膜(らんまく)
 羊水(ようすい)の入っているふくろの壁を卵膜といい、卵膜の内側の層を羊膜(ようまく)といいます。卵膜が破れるのを破水(はすい)といい、通常は分娩(ぶんべん)の際におこりますが、妊娠中に破水すると流産(りゅうざん)や早産(そうざん)がおこります。
●羊水(ようすい)
 羊膜から分泌される液体で、妊娠中は外部の圧迫から、分娩時には陣痛(じんつう)の圧迫から胎児を守ります。

出典|小学館
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