腐心(読み)フシン

精選版 日本国語大辞典 「腐心」の意味・読み・例文・類語

ふ‐しん【腐心】

  1. 〘 名詞 〙 心をなやますこと。ひどく心を使うこと。苦心すること。
    1. [初出の実例]「所謂善を行ふことにのみ腐心(フシン)せる人は」(出典:妻(1908‐09)〈田山花袋〉二七)
    2. [その他の文献]〔史記‐刺客伝荊軻〕

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普及版 字通 「腐心」の読み・字形・画数・意味

【腐心】ふしん

心を砕く。苦心。〔史記刺客軻伝〕樊於(はんをき)、袒(へんたん)(片はだをぬぐ)(やくわん)してみて曰く、此れ臣の日夜切齒(歯ぎしり)腐心するところなり。乃ち今、へを聞くを得たりと。自剄す。太子之れを聞き~屍(しかばね)に伏して哭す。

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