コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

臍帯巻絡 さいたいけんらく coiling of the umbilical cord

3件 の用語解説(臍帯巻絡の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

臍帯巻絡
さいたいけんらく
coiling of the umbilical cord

臍帯の異常の一つ。羊水中の胎児の身体の一部,特に頸部や躯幹に臍帯が巻きついた状態をいい,妊娠や出産に著しい障害を招くことがある。分娩が進行するにつれて臍帯が締めつけられ,内部の血管が圧迫されて,胎児は酸素不足に陥ることがあるが,普通は胎児に直接,障害を与えることは少い。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

家庭医学館の解説

さいたいけんらく【臍帯巻絡 Coiling of the Umbilical Cord】

[どんな病気か]
 胎盤(たいばん)と胎児(たいじ)をつなぐ臍帯(さいたい)(へその緒(お))が胎児のからだの一部に巻きつくことを、臍帯巻絡といいます。
 胎児のくびに巻きつく場合がもっとも多いのですが、そのほか四肢(しし)(手足)や体幹(たいかん)(胴体(どうたい))に巻きついていることもあります。また、通常は1回のことが多いものですが、2回以上の場合もあります。過長(かちょう)臍帯(臍帯が長いこと)や、胎児の活発な運動が原因になるといわれています。
[治療]
 臍帯巻絡があっても問題のないのがふつうですが、ときには、臍帯の血行が不良となって胎児の状態が悪くなったり、お産の進行が止まったりすることがあります。
 そのようなときには、頭部娩出(べんしゅつ)後に巻きついている臍帯を切断して分娩(ぶんべん)させます。
 また、非常にまれですが、帝王切開(ていおうせっかい)(「特殊な分娩」の帝王切開術)が必要となる場合もあります。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

世界大百科事典 第2版の解説

さいたいけんらく【臍帯巻絡 coiling of the cord】

臍帯が子宮内で胎児の頸,胴などに巻きつくことをいう。臍帯が過度に長い場合に起こりやすく,巻絡の回数は1回が最も多く,ときに2回ないし3回巻きつくこともある。このため分娩時には胎児が下降するのをじゃましたり,分娩中に産道と胎児の間に臍帯が圧迫される結果となり,胎児・胎盤血行障害を起こしやすくなる。したがって胎児仮死新生児仮死が起こり,蘇生を要することが少なくない。しかし1回程度の巻絡で臍帯が比較的長いときには,胎児の娩出時に早期に臍帯切断を行ったり,巻絡をほどくことが可能なので,異常なく済むことが多い。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

臍帯巻絡の関連キーワード常位胎盤早期剥離大盤有胎盤類胎盤エキス注射媛まどんな過期産児弛緩出血胎盤遺残胎盤早期剝離胎盤早期剥離 (abrupyion of the placenta, premature separation of the placenta)

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone