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若きパルク わかきパルクLa jeune Parque

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

若きパルク
わかきパルク
La jeune Parque

フランスの詩人,批評家ポール・バレリー長詩。 1917年刊。海辺の乙女の独白という形式をとった,一連の意識変化の精妙な描写から成り,20世紀前半におけるフランス抒情詩の最高傑作に数えられている。 1896年『テスト氏との一夜』を発表以後,「曖昧な文学」と決別し,二十余年の間,孤独な思索探究の生活をおくっていたバレリーの文学復帰第1作として注目される。

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デジタル大辞泉の解説

わかきパルク【若きパルク】

《原題、〈フランス〉La Jeune Parqueバレリーの詩。伝統的な韻律、アレクサンドランで書かれた約500行の長編韻文詩。1917年、文芸誌「N.R.F.(新フランス評論)」に発表されたものが初出で、完成までに約5年を費やした。本作により著者は時代の寵児(ちょうじ)となった。

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大辞林 第三版の解説

わかきパルク【若きパルク】

バレリーの長詩。1917年刊。20年余の沈黙のあと、ジードの勧めを機に4年半の推敲を経て完成された。難解な純粋詩の傑作で、フランス象徴詩の極致を示す。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

若きパルク
わかきぱるく
La jeune Parque

フランスの詩人バレリーの長詩。1917年刊。制作に4年の歳月をかけ、発表とともに、無名の著者を一挙に栄光の座につかせた。厳密な古典詩法による12音綴平韻(おんてつへいいん)512行。とりわけラシーヌと、マラルメ『半獣神の午後』の詩法から多くをくむ。地中海の島で夜明けに夢から覚めた処女パルクが、眠りのなかで自分を襲った夢の胸苦しさを出発点として、自分のそれまでの内的歴史、意識的純潔さを守ろうとする姿勢と官能のうずきとの相克を振り返って再生を図るが、狂乱状態に陥り、投身自殺を図るものの果たさず、日の出を迎える。回想、妄想、想像などの交錯する複雑な時間をはらんだ独白として歌う。澄明なイメージと豊かな音楽性、さらに官能美あふれるこの作品は、象徴詩の一極致といわれる。[清水 徹]
『鈴木信太郎訳『若きパルク』(『ヴァレリー詩集』所収・岩波文庫)』

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