草紙洗(読み)そうしあらい

世界大百科事典 第2版の解説

そうしあらい【草紙洗】

能の曲名。流派により《草紙(子)洗小町》とも称する。三番目物鬘物(かつらもの)。作者不明。シテは小野小町。宮中の歌合で小野小町の相手と決まった大伴黒主(ワキ)は,前日小町の邸に忍び込んで,小町が和歌を詠じているのを盗み聞きする。当日は,紀貫之,凡河内躬恒壬生忠岑(ツレ)らが列席して勝負が始まる。小町の歌は帝(子方)から絶賛されるが,黒主が古歌だと訴え,証拠に《万葉集》の草紙を突き付けるので,小町は窮地に立つ。

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

草紙洗 (ソウシアライ)

植物。ツバキ科のヤブツバキ系の園芸品種

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典内の草紙洗の言及

【乱拍子】より

…足遣いを主とした特殊な舞事で,《道成寺》の白拍子(前ジテ)のみに用いる。古くは金春(こんぱる)流の《道成寺》,観世流《檜垣(ひがき)》の老白拍子,宝生流《草紙洗》の小野小町,金剛流《住吉詣》の御随身と4流それぞれにあったが,江戸時代以降は各流とも《道成寺》のみで舞われる。囃子は小鼓だけで奏する(笛がところどころでアシラウ)のが特徴で,小鼓方はやや右を向きシテに対する。…

※「草紙洗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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