深緑(読み)フカミドリ

デジタル大辞泉 「深緑」の意味・読み・例文・類語

ふか‐みどり【深緑】

濃い緑色。濃緑色。しんりょく。「深緑の淵」
[類語]グリーンエメラルドグリーン黄緑浅緑緑色りょくしょく翠緑すいりょく深緑しんりょく草色くさいろ萌葱もえぎ柳色松葉色利休色オリーブ色エメラルド

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精選版 日本国語大辞典 「深緑」の意味・読み・例文・類語

ふか‐みどり【深緑】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 濃い緑色。濃緑色。
    1. [初出の実例]「一位深緑。三位以上。紺。四位縹」(出典:令義解(718)儀制)
    2. 「早咲きの胡蝶花が深緑(フカミドリ)の葉の間からほの白く咲むで居た」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一)
  3. ふかみどり(深緑)の袍」の略。

しん‐りょく【深緑】

  1. 〘 名詞 〙 深いみどり。濃いみどりいろ。
    1. [初出の実例]「深緑、かげをなして、夏のあつさを避けしむるは、草木の茂り合ふによるなり」(出典:尋常小学読本(1887)〈文部省〉七)

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色名がわかる辞典 「深緑」の解説

ふかみどり【深緑】

色名の一つ。JISの色彩規格では「こい」としている。一般にも濃い緑色のこと。染色の色名でもある。8世紀に施行された養老令規定では、朝廷への出仕に着用する朝服ちょうふくの六位の色とされる。浅緑対語で、浅緑は七位の色。生い茂った樹木の暗い緑の形容にもよく用いられる。類似の色には松葉色千歳緑ちとせみどり常磐ときわなどがあり、いずれも常緑針葉高木の葉の色がイメージされている。

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普及版 字通 「深緑」の読み・字形・画数・意味

【深緑】しんりよく

こい緑。

字通「深」の項目を見る

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