萍郷(読み)ひょうきょう

百科事典マイペディアの解説

萍郷【ひょうきょう】

中国,江西省西部の都市。同市安源区の安源炭鉱は良質多量の石炭を産し,長江以南の最大の鉱山といわれ,萍株(萍郷〜株洲)・浙【かん】(せっかん)(杭州〜株洲)2鉄路で積み出される。この炭鉱は1898年盛宣懐により開発され,もと漢冶萍煤鉄公司が経営していた。また,1922年毛沢東,劉少奇らが指導した安源炭鉱大ストライキの地であり,〈紅色安源〉〈小モスクワ〉と称された。現在,市内には旧安源鉄路・鉱山労働者クラブが残されているほか,安源鉄路・鉱山労働運動記念館が設けられている。87万人(2014)。
→関連項目江西[省]株洲大冶武漢

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世界大百科事典 第2版の解説

ひょうきょう【萍郷 Píng xiāng】

中国,江西省西部,湖南省との省界にある省直轄市。人口144万(1994)。贛江(かんこう)支流の袁水と,湘水支流の淥水(りよくすい)の分水嶺に位置し,江西・湖南間の交通上の要衝。開発は江西の側からが早く,三国時代,すでに東に設けられていた宜春県を割いて萍郷県を置き安成郡(安福)に属した。地名は春秋時代,楚の昭王がここで萍(浮草)の実を得たためという。その後,山間の交通要衝であり続けたが,清末,湖広総督となった張之洞により,県内安源山の炭田が開発され,漢冶萍煤鉄公司の重要な資源基地となるとともに,一転して近代的工業都市への道をたどることになった。

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