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藍田 ランデン

4件 の用語解説(藍田の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

らんでん【藍田】

中国陝西(せんせい)省西安市の南東部の県。また、その東にある、美玉を産した山。

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世界大百科事典 第2版の解説

らんでん【藍田 Lán tián】

中国,陝西省西安市の南東約30kmにある県。前4世紀,秦の孝公のときに県が設置されたのに始まる。長安を取り巻く要衝の一つとして,唐代に至るまでほぼ京兆に属した。藍田の南東にある嶢(ぎよう)関(藍田関)に秦軍と対峙した漢の高祖劉邦が,張良の奇計を用いて大いに秦を破り,藍田から咸陽に入って関中一番乗りを果たすとともに,秦の2世皇帝の降服をうけたことは著名な史実である。ところで〈玉の美なるものを球といい,その次なるを藍という〉と称するように,県内に美玉を出すことより藍田の名がおこった。

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大辞林 第三版の解説

らんでん【藍田】

中国、陝西省南部の県。古代、長安の京兆けいちように属した。東方の藍田山から美玉を産したことで知られる。
[句項目]

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

藍田
らんでん / ランティエン

中国、陝西(せんせい)省中部の県。西安(せいあん)市に属す。人口62万9265(2000)。県政府所在地は藍関(らんかん)鎮。西安の南東郊外、(は)河の上流、終南(しゅうなん)山山麓(ろく)の黄土台地上に位置する。玉(ぎょく)の美しいものを藍といい、この付近の山でそれを産するところから県名ができたという。県の南東より藍田関を通って秦嶺(しんれい)山脈を越える道は、関中より湖北へ至る要路の一つである。平野部では小麦、トウモロコシなどを、山地ではアブラギリ、ウルシ、薬材などを産する。上下悟真寺(じょうげごしんじ)、水陸庵(あん)などの史跡があるほか、1963~64年に発見された洪積世(更新世)の人類化石は、藍田原人として有名である。[秋山元秀]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の藍田の言及

【旧石器時代】より

…上記の年代が確実であれば,西侯度と元謀の資料はアフリカのオルドバイ文化に対比されるものであり,中国にも猿人(アウストラロピテクス)の文化が存在したことになる。また約100万年前の人類頭蓋骨と顔の一部の化石が陝西省藍田県公王嶺から発見され,石器と哺乳動物化石も伴出した。山西省匼河(あんが)では黄土の下の砂礫層中から,公王嶺と同時期のチョッパー,チョッピングトゥール,スクレーパー,三稜尖頭器などの石器138点が発掘された。…

※「藍田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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