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行動障害 こうどうしょうがい behavior disorders

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

行動障害
こうどうしょうがい
behavior disorders

行動異常ともいう。心的緊張が社会的関係において非合理,攻撃的,自己破壊的な形で表出され,それが反復される場合をいう。具体的には暴力,犯罪,非行,アルコールその他の薬物依存,自殺などの形で現れる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

行動障害
こうどうしょうがい
behavior disorders

幼児期・小児期から青年期にかけてみられる精神障害の一つ。社会的規範や道徳、常識から逸脱し、他者に不利益の及ぶ不適応行動を伴うほか、自身も苦痛を感じ悩むなど主観的不利益を被ることになる。繰り返される逸脱した不適応行動の結果として、対人関係が円滑でなくなるなど日常的社会環境にも支障をきたし、ひいては心身ともに健康を損なうこともある。乳幼児ストレス対処行動として現れるチックや吃音(きつおん)なども行動障害とみることもできる。
 DSM(アメリカ精神医学会「精神疾患の診断と統計の手引き」)に記載される「行為障害conduct disorder」をこのなかに含めることもある。行為障害は、他者の権利を侵害するような攻撃的で反社会的な行動様式をとるもので、DSMの診断基準には以下のものがあげられ、これらの基準は行動障害の概念の一部と合致している。すなわち、人や動物への攻撃性(いじめ、脅迫・威嚇、暴行やけんか、ナイフなど武器を使用する、身体的に残酷な行為、強盗、ひったくり、強奪、性行為を強いるなど)、放火や故意に人の物を破壊する、窃盗(万引)、うそをついて人をだます、などのほか、13歳未満からの深夜の外出や無断宿泊および怠学などである。人や動物への攻撃性は男子に多くみられる傾向にあり、深夜の外出や無断宿泊は女子に多くみられる。親の養育の怠慢など不健全な家庭環境およびストレスの高い社会環境が原因となって不適応行動につながることも多く、ほかに遺伝的要因も考えられている。
 治療には薬物療法のほか、カウンセリング、認知行動療法などがある。アメリカの研究で、幼少期に就寝時刻が不規則な状態が続くと、生涯にわたって行動障害を起こしやすいという報告もある。[編集部]

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