行勝(読み)おこないがち

精選版 日本国語大辞典 「行勝」の意味・読み・例文・類語

おこない‐がち おこなひ‥【行勝】

〘形動〙 仏道修行に専心して日を送るさま。
源氏(1001‐14頃)柏木「行くすゑ短かう、物心ぼそくて、おこなひがちになりにて侍れば」

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朝日日本歴史人物事典 「行勝」の解説

行勝

没年:建保5.5.7(1217.6.12)
生年:大治5(1130)
平安末期の真言宗の僧で,穀味を断ち山野を跋渉した木食上人として有名。仁和寺で密教灌頂を授かり,全国の聖地霊岳を訪ねて荒行に徹し霊力を獲得。やがて高野山に住して復興に邁進した。仏教,神道ともに通じ,卓越した人格と霊力ゆえに貴賤を問わぬ尊崇を受けた。

(正木晃)

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普及版 字通 「行勝」の読み・字形・画数・意味

【行勝】こうしよう

脚絆

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