行摩・行摺(読み)ゆきずり

精選版 日本国語大辞典「行摩・行摺」の解説

ゆき‐ずり【行摩・行摺】

① 出会ってすれ違うこと。通りすぎるとき触れあうこと。また、通りがかりに触れて色や香りが染みつくこと。
※俊忠集(1123頃)「なごの海のと渡るの行すりにほの見し人の忘られぬかな」
をたどるついで。通りすがり
※小大君集(1005頃)「ゆきずりにあと尋ぬれば消えにけりいつから越の方にかありけむ」
③ おろそかなこと。かりそめのこと。なにかのついでにすること。
※類従本長暦二年晩冬権大納言師房歌合(1038)「着て馴るるとはなけれ共小忌衣ゆきすりにみて年ぞにける」

いき‐ずり【行摩・行摺】

〘名〙
① 道を歩いていてすれちがうこと。通りすがり。ゆきずり。
② その場かぎりのこと。ゆきずり。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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