デジタル大辞泉 「序で」の意味・読み・例文・類語 ついで【▽序で】 《動詞「つい(序)でる」の連用形から》1 あることを行うときに、いっしょに他のことにも利用できる機会。「序でがあったら届けてください」「序での折に立ち寄る」2 順序。次第。「前途の空想、などを―もなく吐露した」〈蘆花・思出の記〉[類語]ついでに・ちなみに・なお・念のため・手ついで・がてら・かたがた・かたわら・道すがら・道中・道道みちみち・途中・途上・途次・中途・行き掛け・路次・道草・通りすがり・通り掛かり・通り掛け・行きずり・行き掛かり・帰りしな・帰りぎわ・帰り掛け・帰るさ・寄り道・半ば 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「序で」の意味・読み・例文・類語 ついで【序・次・第・次第・嗣】 〘 名詞 〙 ( 「つぎて(次第)」の変化した語か )① 順序。順番。次第。[初出の実例]「寒暑調和にして、時序(ツイテ)を乖(そむ)かじ」(出典:西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)六)「四季はなほ定れるついであり。死期はついでをまたず」(出典:徒然草(1331頃)一五五)② あとつぎ。後継者。[初出の実例]「汝(いまし)の天位(あまつくらひ)に光臨(てりのそ)みて以て皇祖(みおや)の業(ツイテ)に承(うけ)けむこと」(出典:日本書紀(720)綏靖即位前一一月(北野本訓))③ あることを行なうのにちょうどよい機会。また、あることを行なっているとき、それといっしょに他のことを行なうこと。また、「くたびれついで」「骨折りついで」など、他の語につけて用いることもある。→ついでに。[初出の実例]「山に登りて帰りまうで来て、人々別れけるついでに詠める」(出典:古今和歌集(905‐914)離別・三九三・詞書)「いそがぬ事ながら次而(ツイデ)もあらば此方の娘を囉(もろ)ふてもくださるかたづねてくだされ」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例