見性院(読み)けんしょういん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「見性院」の解説

見性院(3) けんしょういん

1703-1770 江戸時代中期の女官
元禄(げんろく)16年生まれ。正徳(しょうとく)5年(1715)中御門(なかみかど)天皇につかえ,伊予(いよ)と称する。6年中臈(ちゅうろう)となり,町局(まちのつぼね)とよばれる。聖珊(しょうさん)女王,慈仁入道親王を生む。元文2年(1737)天皇の死去にともない剃髪(ていはつ)し,見性院と号した。明和7年9月10日死去。68歳。

見性院(1) けんしょういん

1557-1617 織豊-江戸時代前期の女性。
弘治(こうじ)3年生まれ。山内一豊(かずとよ)の妻。夫の大事のためにと鏡箱から黄金10枚をだして名馬をかいもとめた話で知られる。関ケ原戦い直前,徳川家康にしたがって関東に出陣中の夫に的確な情報をおくる。夫の死後出家し,見性院と号した。元和(げんな)3年12月4日死去。61歳。名は千代,まつ。

見性院(2) けんしょういん

1543-1622 戦国-江戸時代前期,穴山梅雪正室
天文(てんぶん)12年生まれ。武田信玄の娘。永禄(えいろく)元年ごろ信玄の姉の子梅雪と結婚。夫の死後は徳川家康に保護され,将軍秀忠の子幸松(のち陸奥(むつ)会津(あいづ)藩(福島県)藩主保科正之(ほしな-まさゆき))を養育した。元和(げんな)8年5月9日死去。80歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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