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解部 ときべ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

解部
ときべ

(1) 令制の治部省の職員。家の相承のことに関する訴訟などを扱った。4名の大解部と6名の少解部がその任にあたった。 (2) 令制の刑部省の職員。犯罪容疑者の取調べを行なった。大解部 10名,中解部 20名,少解部 30名の計 60名がその任にあたった。

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デジタル大辞泉の解説

とき‐べ【解部】

律令制で、治部省(じぶしょう)に属し、姓氏の相続に関する訴訟の裁判をつかさどった官。
律令制で、刑部省(ぎょうぶしょう)に属し、被疑者の糾問(きゅうもん)をつかさどった官。

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世界大百科事典 第2版の解説

ときべ【解部】

日本古代の訴訟の事実審理に当たった職員。持統朝に100人置かれたことがみえ,令制では,刑部省に大中少合わせて60人,治部省に大少合わせて10人配属され,刑部省解部は被疑者の糾問に当たり,治部省解部は譜第に関し争訟があったとき,審問に当たった。刑部省解部は808年(大同3)に廃止され,治部省解部は799年(延暦18)に4名の定員削減が行われている。明治に入って置かれた刑部省にも大中少からなる三等の解部が置かれ,被疑者の糾問に当たった。

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大辞林 第三版の解説

ときべ【解部】

律令制で、治部省に置かれ、家の相承などに関する訴訟の事実審理にあたる職。
律令制で、刑部省に属し、被疑者の糾問などにあたる職。
1869年(明治2)刑部省に置かれた職員。被疑者の糾問にあたったが75年廃止。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

解部
ときべ

古代、争訟の糾問・罪状審査にあたった下級官人。690年(持統天皇4)刑部省(ぎょうぶしょう)に100人配置。養老令の職員令(しきいんりょう)では刑部省に大・中・少の解部60人配属、808年(大同3)に廃止された。治部省(じぶしょう)には大・少合わせて10人配属、譜第(ふだい)の争訟の審査を担当したが、799年(延暦18)に大・少4人の定員が削減された。明治政府刑部省にも大・中・少の解部があった。中国や朝鮮3国の制度にも起源を見いだせないし、『筑後国風土記』逸文には筑紫君磐井(つくしのきみいわい)の墳墓の石人(せきじん)の一つを解部としていることからも日本独特のものと考えられる。[門脇二]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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