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計画停電 ケイカクテイデン

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デジタル大辞泉の解説

けいかく‐ていでん〔ケイクワク‐〕【計画停電】

電力需要が供給力を上回ることが予測される場合に、大規模な停電を回避するために、電力会社が事前に用途・日時・地域などを定めて電力の供給を一時停止すること。特に、地域を区分して順番に停止する場合は、輪番停電ともいう。
[補説]平成23年(2011)3月11日に発生した東日本大震災の影響によって東京電力の電力供給能力が大幅に低下したため、同月14日から1都8県で計画停電が実施された。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

計画停電

政府が全国的な計画停電に踏み切ったのは06年12月。ダムの水量不足で発電量が減ったという理由で、都市部で1日30分の停電が始まった。その後、停電時間が延ばされ、昨夏には首都周辺で1日約6時間になった。今春以降は首都周辺で6~8時間、地方では14~16時間に及ぶところもある。

(2008-06-13 朝日新聞 朝刊 2外報)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

計画停電
けいかくていでん

あらかじめ決められた時間や地域の送電を強制的に止める措置。事故や天災などによる発電能力の低下、夏場の電力需要の急増、送電網の能力不足などが原因で、大規模停電を起こしかねない場合に実施される。地域ごとに順番に電力供給を止めるため「輪番停電」ともよばれる。電力会社の電気供給約款には「非常変災」の場合には電気供給を中止することがあると書かれており、この約款に基づいて電力会社が送電を止める措置であり、電気事業法などの法的根拠はない。
 日本では、電力供給力が不足していた第二次世界大戦の終戦直後や、送配電設備の保守点検が頻繁であった1960年代までは計画停電が行われることがあったが、それ以降は電気工事技術の発達などにより計画停電が実施されることはほとんどなくなった。しかし2011年(平成23)3月に東日本大震災で福島第一原子力発電所や火力発電所などの発電設備が損傷したため、東京電力は計画停電を実施した。
 電力使用を制限する方法には、送電自体を止めてしまう計画停電のほか、送電を止めずに、経済産業大臣の電力使用制限令で大工場などの電力使用量を減らす総量規制がある。東日本大震災後の計画停電では、信号機や医療機器が停止するなど国民生活への影響が大きすぎるとの批判があり、企業経営者などからも「総量規制のほうが事業計画を立てやすい」との声が強まったため、電力需要がピークを迎える2011年夏には、政府が電力使用制限令を発動。小口契約者や一般家庭には節電が要請された。[編集部]

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