共同通信ニュース用語解説 「東北電力」の解説
東北電力
1951年設立。本店は仙台市。電力供給区域は東北6県と新潟県で、2014年度の販売電力量は約766億キロワット時。火力発電所や水力発電所に加え、東通(青森県東通村)と女川(宮城県)の2原発を持つ。東北電は、両原発の再稼働はいずれも2017年4月以降を目標としている。社員数は今年3月末時点で1万2577人。
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1951年設立。本店は仙台市。電力供給区域は東北6県と新潟県で、2014年度の販売電力量は約766億キロワット時。火力発電所や水力発電所に加え、東通(青森県東通村)と女川(宮城県)の2原発を持つ。東北電は、両原発の再稼働はいずれも2017年4月以降を目標としている。社員数は今年3月末時点で1万2577人。
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業界第5位の民間電力会社。供給区域は東北6県および新潟県で、1951年(昭和26)電気事業再編成の一環として旧東北配電の供給区域を継承して設立された。当初は電源構成に占める水力発電のウェイトが大きく、1952年には、9電力会社としては最初の揚水式水力発電所である沼沢沼(ぬまざわぬま)発電所の運転を開始した。その後火力開発に力を入れ、発電電力量では1967年度に、発電設備出力では1969年度に、火力が水力を上回る火主水従化を実現した。1957年の東北電力および北陸電力の電気料金値上げを契機にして、電気事業再編成が生み出した9電力体制を変更しようとする「電気事業再々編成」の動きが生じたが、結局、翌1958年の電力広域運営(電力会社どうしが広い地域で電力を融通しあうことによって電力需給を安定させること)の開始によって問題は解決し、9電力体制は維持された。東北電力は、LNG(液化天然ガス)火力や海外炭火力の開発にも取り組み、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせて熱効率を高めるコンバインドサイクル発電を、同業他社に先がけて、1984年に東新潟火力発電所で開始した。同年には宮城県牡鹿(おしか)郡で女川(おながわ)原子力発電所、2005年(平成17)には、青森県下北郡で東通(ひがしどおり)原子力発電所の運転を開始した。資本金2514億円(2007)、売上高1兆5959億円(2007)。販売電力量は841億キロワット時(2004年度)。東新潟火力、女川原子力、原町(はらまち)火力など多数の発電所をもつ。
[橘川武郎]
『東北電力50年史編集委員会編『50年のあゆみ 1951―2001』(2001・東北電力株式会社)』▽『橘川武郎著『日本電力業発展のダイナミズム』(2004・名古屋大学出版会)』
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